先週、アメリカ・ボストンのメルセデスディーラーで深夜に火災が発生、同社のSUVのGLCが炎上した。
現地のリンフィールド消防署によると、警備員がディーラーを巡回中に火災を発見、彼らはすぐに消防署へ通報しはそれから数分以内に消防隊が現場に到着した。
到着してすぐに消防士がショールームに入ると、「重煙」に遭遇したという。あまりにも煙が立ち込めており「視認性がゼロ」であったため、火元を発見するために赤外線カメラを使用する必要があったという。
#BREAKING #Lynnfield firefighters are on the scene of a fire at Mercedes dealership on Route 1. We’re told a car caught fire on the dealership floor. @ToddKazakiewich will have live reports on the EyeOpener. #wcvb pic.twitter.com/3LNx8r9S3P
— Jenny Barron (@JennyWCVB) February 20, 2020
厳しい状況のもと、建物の大きさ、ショールーム内の車両の数から、炎により2回ほど警報器が作動したため、多くの警備員が呼び出され、被害が広がらないうちに消火に当たれたという。これにより、火災は警報が鳴ってから約1時間で消し止められ、消防隊が消火にあたったのは警報が鳴ってから15分後のことだったという。
WCVBは当局が現在火災の原因を調査していると報告しているが、リンフィールド消防署長のグレンデイビスは、ディーラーには当然スプリンクラーが備え付けられているものの、このままの設備では「建物内の12台の車両に簡単に広がる可能性がある」と指摘したという。
UPDATE: This is the car that caught #fire inside the showroom of a @MercedesBenz dealership early this morning. The fire at the Flagship Motorcars Mercedes-Benz dealership on Route 1 in #Lynnfield was spotted by a security guard. https://t.co/R5uSoWM0um pic.twitter.com/jrrAlOTZwc
— WCVB-TV Boston (@WCVB) February 20, 2020
GLCの被害の程度は不明のままだが、写真からみると全焼まではいかないもののようだまた別の動画では、皮肉なことに、駐車場に停めてある車がくすぶり始めており、GLCの消火が終わり引き上げた消防隊は再度現場に戻り、消火にあたったという。2台目の車がなぜ煙を吐き出したのか、原因は不明だという。
via:CARSCOOPS
https://www.carscoops.com/2020/02/mercedes-glc-catches-on-fire-in-dealership-showroom/
なお、この週ボストンで車にまつわる新聞の見出しを作ったのはこれだけではなく、この火災のほんの数日前に、2台のランボルギーニ・ウルスがディーラーから盗まれ、数時間後にこのウルス2台と他の車が絡む追突事故が発生している。