今回紹介するメルセデス・ベンツ280SL(2代目・W113)は、「縦目ベンツ」として有名な1963年(昭和38年)から1971年(昭和46年)にかけて製造された、名車の初代300SLから続く同社のSLクラスの2代目モデルである。
この車両はドイツアメリカで所有者の日用車として10年以上の役割を果たしたあと、1982年に小さな納屋に退けられ放置されたあと、その後37年間にわたって眠っていた。
発見時は車を手つかずの状態で37年間放置されていたため、厚いほこりで覆われ、さらにボディー全体に多くのカビが発生、またネズミの糞で覆われておりひどい状態であったという。
このクラシックベンツは、旧車復活活動を行っているラリーコシラと業界で最も有名なレストア職人の1人であるAMMO NYCによって行われた「再生プロジェクト」の最新の車両だ。レストア職人たちが放置された車の外装と内装を復元する方法を見るのは常に魅力的であり、今回紹介するプロジェクト映像も興味深いものとなっている。
AMMO NYCのチームは、車内・ボディーに至るまで徹底的に洗浄しながら内側を掃除した後、ボディーを磨いて元の栄光に戻した。
実はこのプロジェクト、オーナーの知らない間に行われ、知らずに帰宅したオーナーを感動させた。
バンパーのメッキモールもピッカピカ。マフラーと比較してほしい。
知らずに帰宅したオーナーとご対面。40年前の姿にオーナー大感動。