3,000万円の超高級車に近寄る不審な人物。
防犯カメラがその瞬間を捉えていた。
街をさっそうと走る車、およそ3,000万円したというイタリアの高級車「ランボルギーニ・ウラカン」。
しかし、白く輝く車体の側面には、何者かによって書かれた黒い線が…。
この迷惑行為を働いたと思われる不審な人物が、防犯カメラに記録されていた。
7月10日未明、神奈川県内にある被害男性宅に設置された防犯カメラの映像。
手前には、愛車の白いランボルギーニが止まっている。
しばらくすると、画面奥からパーカのフードをかぶった人物が現れ、いったん画面から消えたが…。
再び現れると、左手でランボルギーニに触れるような動きを見せて立ち去った。
この映像が記録された朝、男性が車を確認すると、黒い線が書かれていたという。
被害にあった男性(35)
「『えー!』『あー!』みたいな、そんな感じでした」
会社を経営する35歳の男性。
実は、過去にも同様の被害を受けていた。
2019年4月、自宅の車庫にランボルギーニとは別の仕事用の車を駐車。
すると翌朝、「死」という文字が刻まれていたという。
男性はそれからおよそ1カ月後、プライベート用に黒いランボルギーニをおよそ3,000万円で購入。
今度は、自宅から徒歩で30分ほどのところにある防犯機能付きの駐車場を借りた。
ところが7月2日、たまたま自宅の車庫に駐車したところ、2回目の被害に遭ってしまった。
被害にあった男性(35)
「(傷が深いので)板金しないと直らないくらい、強くぎゅーっとやられちゃって」
そこで7月9日、自宅の車庫に防犯カメラを設置した。
さらに同じ日、万が一傷をつけられても被害が少なく済むよう、白の保護材で車体を覆った愛車ランボルギーニが戻ってきた。
その日も時間が遅くなってしまったため、やむを得ず自宅の車庫に駐車したところ、3度目となる今回の被害に遭った。
被害にあった男性(35)
「ガラスを割られたりとか、だんだんエスカレートしていくと怖いというのはありますね」
被害に遭った男性は、被害届の提出を検討しているという。