「世界で最も高価」な日産GT-R R34　海外マニアに伝説の1台

R34型日産GTRは世界中の自動車愛好家の間では伝説であり、これまで日産が製造した最高の自動車の1台だ。
この伝説的なR34日産GT-Rの中には、Z-Tunesとして知られる日産のNISMOチューニングアームから特別にチューニングを受けたわずか18台の非常に希少なエリートマシンがある。

よく知らない人のために、R34日産GT-Rはスカイラインシリーズ最後のGT-Rだ。今日のR35 GT-RはR34型と比べればより速いであろうが、旧来のGT-Rとは別物として考える必要がある。
また、R34は、RBシリーズ直列6気筒エンジンを使用した最後の世代のGT-Rである。

R34は1999年から2002年に生産され、2007年にR35が発売される前にGT-Rとして短い期間ではあったが君臨していた。このR34生産ラインでは、GT-Rを新しいレベルのパフォーマンスと希少性に引き上げるいくつかの高性能モデルが見られ、3年間の生産が行われた後、究極のGT-Rを生み出すための限定仕様がわずかに制作され、この結果として生まれたZ-Tunesとして知られており、その希少性ゆえ世界中で人気のあるマシンとなった。

Z-Tuneの仕様車は、一度日産が中古のV-Spec仕様を購入した車をベースに、走行距離3,000Km未満のもので制作された。ベースカーはNismoによって徹底的に手を加えられ、わずか18台のZ-Tuneのうち17台はZ-Tune Silverと呼ばれる特別色で再塗装され、残り唯一の1台は、ベースカラーのミッドナイトパープルIIIの色のままであり、世界で最も希少なR34 GT-Rとされている。

Z-Tune GT-Rは、もちろん伝説のRB28DETTエンジンを搭載しており、500馬力を発生させ、レッドゾーンは8,000rpm。Nismoのエンジニアは、このエンジンに新たにIHI（石川島播磨重工業）製ターボチャージャーを組み合わせた。Z-Tuneパッケージを完成させるために、他所にも改良が施され、より大径のブレンボ製ブレーキ、ベント付きボディワーク、およびザックス製のダンパーを追加している。

今回の画像の1台は、シルバーの1台が海外でオリジナルカラーのミッドナイトパープルIIIに塗装し直され、新たにパープル仕様が追加されたとのことだ。