ドイツ・デュッセルドルフの西部にあるフィアーゼンの道路で、ハトがスピード違反を犯していた車の前に突如として出現。運転手の顔を隠してしまったために警察当局は証拠不十分で検挙できないという事態に追いこまれた。
AP通信によると、この車は制限速度が時速30キロの道路を54キロで走行。その場面は自動速度取締装置による写真で特定することができたのだが、車の前を通過したハトの羽が「顔」という大事な証拠を消し去ってしまった。
検挙されていれば罰金は105ユーロ(約1万2800円)。ドイツでは30日がキリスト昇天祭という祭日ということもあって、警察当局の担当者は「守護天使が運転手を守ろうとしたのでしょう」とまさかの“神業”に困惑していた。