中国にて、人気のBMWE60 5シリーズ(5代目)のフロントマスクを最新のM3やM4に見られる大きなキドニーグリル風に交換できるキットを開発・販売し、人気を博しているようである。
最新のG80 M3のグリルはスタイリングと視点は先鋭的で評価が分かれるところであるが、そのデザイナーでさえこのカスタマイズには度肝を抜かれるかもしれない。中国の通販サイトである淘宝網で販売されているこの巨大化グリルのキットは、M3やM4のようにスタイリッシュに見せるのにかなりの労力が費やされたかを実感させてくれる気がする。
巨大化グリルにカスタマイズされた5シリーズはまるでポンティアック・フィエロをベースに作られたフェラーリのレプリカのようであり、グリルは車高の非常に低い位置まであるため、滑り落ちてきそうな感じでとても重厚な雰囲気を醸し出している。
興味深いことに、多くのメディアはこの大きなグリルは「好評とは言えない」と伝えているが、もちろんこれはステマや大人の事情で記事を書きお金を稼いでいるものもある。つまり、「巨大化グリル」を好意的に捉えている人も少なくはないはずである。
BMWは長い間、特定の顧客を念頭に置いて大きなグリルを設計したと主張している。
要するに、自分の型落ちとなったBMWにも「巨大化グリル」にカスタマイズするほど新しいグリルデザインを好む人がいることである。
グリル変更キットは約2,500元(4万円ちょい)で出品している販売店が淘宝網には何店かあるようで、いずれにせよ、もしE60 5シリーズをお乗りの方でこの魅力的なカスタマイズにご興味があればぜひ覗いてみてはいかがだろうか。