アメリカ・オハイオ州のマスタングオーナー、ブランドン。このオーナーはユーモラスを通り越してもはや物議を醸すものまで何のその、さまざまな物にまでコロナにあやかっているという。
この男、自分の愛車マスタングのナンバープレートをコロナウイルスの学名である「COVID-19」に変更してしまったのだ。当然ながら周囲からは呆れられているという。
事の発端は、彼が2年前に1986年式のフォードマスタングを購入して以来、ナンバープレートのなんの面白みのない数列に辟易し、常に何か面白い数字はないかアイデアを考えていたという。
ある日、地元のバーで飲んでいる時、ブランドンは友人とコロナウイルスについて話し合っていた。
その最中、コロナウイルスの学名「COV1D19」が州の自動車局(日本で言う陸運局)から入手できないかどうかふと思いついたという。
そこで実際に自動車局に足を運び、彼はナンバーを「COV1D19」に変更できないか問い合わせたのだった。
担当者にブランドンは「COV1D19」が欲しいと話したところ、周りにいた職員や受付に鼻で笑われ頭にきたという。しかし彼らはすぐに真面目な対応を取り、感染者やモラルの理由で申し出は拒否されるかもしれないと彼に警告したとというが、結果的に承認の運びとなりブランドンは大喜びだった。
ただし、自動車局の担当者が告げたように、一時的に許可されたものに過ぎず、後から拒否されるかもしれないとブランドンは語っている。
ブランドンはプレートを正規登録し常に装着したいと思っているが、彼自身もナンバープレートをめぐる争いが何年も続いているのを見てきており、もしそうなれば諦めは大事と踏ん切りはついているという。
それはがいつになるのかはわからないが、とりあえず自分のFacebookに件のナンバープレートにメキシコのコロナビールで祝杯を飾る写真を投稿するとたちまち注目を集めたという。
ちなみに最近のケースでは、ケンタッキー州にて、「IM GOD」と書かれたプレートを希望した人がいたがモラル上の理由で拒否され、裁判を起こしたところ敗訴してしまい15万ドル(1,630万円)を支払う判決を下されているという。
話が逸れたが、COV1D19に戻すと、ブランドンはコロナウイルスが米国で広まらないことを願い、そして、いつしか大笑いのネタにされることを望んでいる。
とはいえ、ブランドンはコロナウイルスの問題には非常に深刻に考えており、世界的パンデミックの影響を受けた人々のことを常に考えており、決して茶化す目的ではないと語っている。