金持ち大国、モナコでフェラーリF40が大炎上する事件が発生、エキゾチック車天国とはいえども、希少な車両がこの世から消えるのは、世界中の自動車愛好家にとって悲劇であろう。
残念なことに、モナコの通りでフェラーリF40(おそらくこの特定の直管型の例)が炎に包まれており、目撃者らが困惑しているのがわかる。火災の原因はわからないが、ソーシャルメディアにアップロードされた映像から判断するに、炎はエンジンルームから出火したようである。
映像の1つは、F40をゆっくりと飲み込んでいく炎を見て絶望し、手を挙げている男性が映っており、出火直後に撮影されたものようである。
荒れ狂う火がほぼ完全に車を飲み込み、空に向かって黒煙の雲が噴き出している。
映像をよく見てみると、マンションのバルコニーからホースで水をかけて消火にあたっている住人の男性が映っており、文字通り焼け石に水ながらフェラーリにむかってホースを向けることで最善を尽くしているのが痛々しい。
残念ながら、火を止めるのに十分ではなかったが、彼は間違いなく英雄である。
映像の終わり頃に消防車のサイレンが聞こえるが、実際の消防士が現場に到着したときにはもはやF40を救う手立ては残されてはいなかったようだ。
フェラーリ・F40のような希少で同社を象徴するようなスーパーカーが破壊されることは非常に悲しいことであるが、幸いにも、この事故で怪我をした人はいなかったという。
そもそもモナコに住んでいるということで明らかなのは、所有者にとってはプライドと資産に関しては、痛くも痒くもないということであろう。