4日午後7時頃、東京都渋谷区笹塚の国道20号(甲州街道)で、横断歩道を歩いていた男女6人が走ってきたタクシーにはねられた。40歳代とみられる女性が死亡したほか、小学生くらいの男児を含む5人がけがをして病院に搬送された。警視庁代々木署が、事故当時の詳しい状況を調べている。
捜査関係者によると、タクシーは新宿方面から調布方面に進行中、信号機がある横断歩道の6人を相次いではねた後、数百メートル離れた路上で停止した。70歳代とみられる運転手の男も負傷しており、代々木署は回復し次第、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で事情を聞く。
現場は、京王線笹塚駅北側の片側4車線の直線道路。近くにはスーパーマーケットや商店街などがあり、仕事帰りの人らが行き交っていた。
近くのコンビニ店に勤める40歳代の女性店員は「バーンという大きな音がした。あわてて外を見たら、横断歩道で複数の人が倒れており、少し先に前部が壊れたタクシーが止まっていた」と驚いた様子だった。現場近くの歩道にいた女性会社員(37)は「タクシーがボンネットに人を乗せたまま、目の前を走り過ぎていった」と話した。
via:読売新聞
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