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マツダ 2020年に新型クリーンディーゼルエンジンを発表

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マツダは、燃費性能をさらに高め、排ガスも削減した革新的なディーゼルエンジンを来年に発売すると発表した。

ボルボなど多くの自動車メーカーは、新しいディーゼルエンジンを開発せず、代わりに電動(EV)化への投資を重視すると述べていますが、マツダは、電気およびプラグインハイブリッドなどの他のパワートレインとともに、ディーゼルおよびガソリンエンジンの改良を続けている。

フォルクスワーゲンで話題となったディーゼルゲート事件に続き、ディーゼル車の人気は近年、世界規模、とりわけ欧州で大きな打撃を受けており、特に英国のディーゼル車の売上は今年度だけでも20%減少している。

そんな中、マツダはディーゼルエンジンにこだわりを持つ企業であり、2020年には、ディーゼルエンジンに対する新しいアプローチを行い、その成果をもとにディーゼルエンジンがどれほどクリーンで非常に効率的なものかを発表するという。

マツダは今年初めにSkyActiv-Xエンジンを発表しており、このエンジンは基本的に、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの良いところを融合した次世代という名に相応しいガソリンエンジンだ。
これまで以上に高いレベルで優れた環境性能と意のままの走行性能を実現し、環境性能では燃費が現行ガソリンエンジンに比べて最大20〜30%程度向上、トルクを全域10%以上最大30%向上している。
簡単に言うと、2.0Lガソリンエンジンのスポーツカー(ロードスター)並の走行性能を、1.5 Lディーゼルエンジンのコンパクトカー(デミオ)と同等のCO2排出量で実現できる、というもの。

マツダの欧州研究開発主任のクリスチャン・シュルツェは、マツダがこれまでのエンジンに置き換わるパワートレインオプションが実行可能になった時点で、新機構エンジンの採用を検討するとし、SkyActiv-Xエンジンについても、「既存の燃料(ガソリン・軽油)であっても、各国が推進しているEV化と同じような性能があるのならば、そのまま既存燃料を使い続けるのも一つの選択であるといえるでしょう。つまり、EVも一つの方法であるが、別の方法もあることを理解してほしい。つまり、Skyactiv-XはEV以外の方法の一つなのです。」と述べている。

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