東京・池袋で7月24日起きた事故直後の映像には、交差点で信号機に激突した後もさらにアクセルを踏み続け、後輪をものすごい勢いで空転させながら暴走する車が捉えられていた。ハンドルを握っていたのは、またしても高齢者ドライバー…なぜ車は暴走したのだろうか?
事故が起きたのは24日の午後4時頃、多くの人が行き交うJR池袋駅前の交差点だった。
目撃した男性は「ドーンと音がして見に行ったら、信号機を倒しているその上に車が乗り上げて、またアクセルをグワーと踏んで。みんなワーと逃げ惑ってましたよ」と事故のようすを語った。
事故を起こしたのは、仕事に向かう途中の73歳の爺様。男性が説明する事故の状況はこうだ。
男性はまず一時停止を無視して直進したことから、警察官に呼び止められ安全な場所に誘導されている途中。警察官は赤信号にも関わらず信号を進もうとする男性に「赤だから止まれ」と注意し、車を止めさせる。
ところが信号が青に変わった瞬間に男性はアクセルを踏み、交差点の信号機に激突。その後も車を暴走させたという。幸いこの事故でけが人はいなかった。
事故を起こした73歳の男性は実況見分で「アクセルは踏みっぱなしでブレーキは踏まなかったわい」と説明した。
警視庁は、道路交通法違反の容疑も視野に入れ、引き続き捜査を進めている。