伝説のランチア・ストラトスがフェラーリF430をベースに生まれ変わって復活、25台の限定生産で復活する。
生まれ変わった新型ストラトスは、2月にパリのボナムによって競売にかけられ、78万ドル(8160万円)から100万ドル(1億800万円)で販売される見込みだ。
新しいストラトスの生産を担当するのはManifattura Automobili Torino(MAT)で、世界限定で25台のみを製造する予定。
すべての新型ストラトスは、オリジナルのときと同様にフェラーリ製エンジンを搭載し、フェラーリ430スクーデリアをベースに製造され、伝説のオリジナルランチアストラトスの後継車として、MATはホイールベースを200mm短くし、スチールチューブでモノコックを強化、座席後部にフェラーリ製4.3リッターV8 NAエンジンがあてがわれ、パワーも540psにアップされる。ベースとなった430スクーデリアよりも37psほど高められたかたちだ。成り立ちもオリジナルをきちんとオマージュしている。
また車重もベースの430スクーデリアよりも50kg軽量化され、トランスミッションもセミATから6速MTに変更され、より魅力的な駆動パッケージを備えている。
この新型ストラトスは、最初の顧客が走行30,000kmの2009年式430スクーデリアをベースにはじめたもの。1号車の製造は完成し、2019年3月25日に登録されたという。
カラーはもちろん、アリタリア・イタリア航空のカラーリングで塗装され、オリジナル同様にフロントににラリー風の駆動ランプが装備されたという。
なお、生産を担当するMATは、実際にフェラーリ430スクーデリアを供給する価格を除き、換装に500,000ユーロ(6000万円)以上になる見込みだという。
via: CAR SCOOPS