この問題の男はザヒド・カーン(35)というアラビア人で、2018年に英国で詐欺、ナンバープレート窃盗といった犯罪を行ったことで有罪判決を受ける直前にドバイに逃亡していたという。
本当であれば英国の刑務所で10年間の服役に処されているはずだが、代わりにドバイで悠々自適に過ごしているのだという。
現在、カーンは、当時、彼のフェラーリ458を破壊したとして英国の現地警察であるウェストミッドランズ警察を訴えているのだという。
地元メディアのバーミンガムライブによると、カーンは2017年4月にバーミンガムのクラウンコートのそばの舗道にイタリアのスーパーカーを駐車したときに話題となったのだという。
警察はこのフェラーリには自動車保険が失効しており、放置車両であると判断したのだという。
つまり、公道を走行もできない「ゴミ」であると判断し、破壊による処分を行ったようで、すぐさまフェラーリを押収したことは誰もがやりすぎであると判断していたようだ。
それに対しカーンはメディア「メールオンライン」にて「私は今、私のフェラーリ458スパイダーの価値を200Kとの関係でその違法行為のためにウェスト・ミッドランズ警察に対する訴訟手続きを開始した」と語ると、ウェストミッドランズ警察の広報担当者はカーンの声明に対し「ザヒドカーンが警察隊に訴訟を提出したという声明を受けたと同時に、彼が裁判所に訴訟を起こしたという通知を受理しています。今後、は裁判所を通じて申し立てに対応します。」と受けて立つ姿勢だ。
さらに英国警察は、カーンがドバイのどこに潜伏しているかについても把握していると言われており、状況によっては彼は身柄の拘束も懸念すべきだと伝えている。
source:Birminghamlive