先月28日、シンシナティのパトカーのドライブレコーダー映像から、殺人容疑で逃走していたマーキュリー・グランドマーキスに乗る2人の男を追跡する様子が映った映像が公開された。
現地メディアであるWCPOは、事件が3月28日、マイアミズバーグ警察が午前10時30分頃にマーキュリーを発見、追跡を開始したときに発生したと伝えている。
28分にわたる追跡映像では、マーキューリーが高速道路で逃走しており、車と車の隙間をぬって逃走する様子が捉えられている。
警察はスパイクベルトを使って車を止めようと何度も試みるものの、助手席側の前後のタイヤがパンクした後もなお、逃げ続けている。
地元メディアによると、犯人の一人、ダスティン・ハットフィールドシニアが助手席にいたとき、もうひとりの犯人であるウィリアム・デニーIIIという名前の男がハンドルを握っていた。
追跡中、ハットフィールドはサムスン製の電話を助手席側の窓から追跡している警官の1人に向けて投げたと伝えられている。
長時間タイヤがパンクしたまま走行している折、デニーIIIは高速道路の高架を左にカーブする際、曲がりきれず最終車を右の壁に当ててクラッシュさせた。マーキュリーは反対方向に向かって停止し、運転手と助手席の2人がすぐに投降した。
2人は警察官の命令または信号に従わなかったとして起訴され、ハットフィールドは証拠を改ざんしたとして起訴されたという。