フロリダ州オーランドで開催されたイベント「カーズ・アンド・コーヒー」で、観衆の目の前で目立とうと急加速した日産GT-Rがテールをスライドさせてしまい、制御不可能のまま歩道にコースオフ、フロントをクラッシュする事件が発生した。
歩道に乗り上げたGT-Rは歩道の縁石にヒットしクラッシュ、前方部を破損したという。
この事件の映像では、GT-Rのドライバーが、イベント名「カーズアンドコーヒー」が開催された駐車場から意気揚々と路上に出てきたところで急加速している様子が映されている。観衆の目前、GT-Rが加速すると途端にリアがスライドし始め、ドライバーがそれを立て直そうとするも時遅し、制御不能となり縁石に乗り上げ歩道を横切り完全にコースオフしたところで停止している。
この事件で特におもしろいのは、GT-Rドライバーが非常に大きなフォードマスタングのすぐ後ろにもかかわらず加速したこと。明らかに、GT-Rはマスタングにも衝突する恐れもある中、加速におよんだのである。幸いにも、マスタングは無事だった。
クラッシュの直後に、何十人もの子供たちが笑顔で事故を見に車に疾走し始めている。これでさえもかなりユーモラスな映像の一場面である。
また、この事故に関する映像が動画サイトなどで共有された映像では、GT-Rのフロントバンパーにヒビが入り、いくつかの凹みもあるため、少なからず損傷を受けたことは明らか。他の損傷について考えられるのは特に車のアンダーカバーへの損傷がありそうだと想定するのは理にかなっていよう。
全輪駆動の日産GT-Rのリアがこんなに簡単にスライドした理由については、確定的な原因はわからない。考えられそうなのは、ドライバーがトラクションコントロールシステムをカットしたか、摩耗したタイヤで走行していた可能性か。
とりあえず結果として、ドライバーは目立とうと思ったら別の意味で目立ってしまった上、車を修理するために頭を抱えていることは間違いないはずだろう。
目立とうとして。
ヘタクソがトラコンを
オフにするなよ!