12月31日、東京・港区の芝浦ジャンクション付近でフェラーリ・F12tdfが壁に衝突する事故が発生した。
現場付近を通りがかったツイッターユーザーの@hodo_momoさんらによってTwitterに投稿された、大破したフロント部分全体にダクトテープで輸送されている画像は哀愁を帯びている。
また、@boeing767300PWさんは、「レインボーブリッジ方向の芝浦ジャンクションでフェラーリが事故ってる。フェラーリの単独事故のようだ」とツイートしている。
おそらく余りあるパワーをコントロールできず車がスピンしコンクリート壁にぶつかったようだ。ドライバーは無事な模様。
ちなみにこちらのフェラーリは2015年から2017年の間に799台が限定生産されたモデルで、先代となるF12ベルリネッタの競技用に焦点を当てて開発された。自然吸気の6.3リッターV12エンジンは、780馬力に705Nmのトルクを発生、ゲトラグ製の7速DCTを介するFRモデル。
パワーの向上に加えて、大幅に再設計されたエアロデザイン、洗練された後輪ステアリングシステム、改良されたECU、短いギアリング、ノーマルのF12より110 kg軽量化され、さらにワンピースのブレーキキャリパーを備えた大型ブレーキが備えられている。
現行モデルの812スーパーファストのハイパフォーマンスモデルである、812コンペティツィオーネに取って代わられたにもかかわらず、フェラーリF12tdfの市場価格は近年上昇しており、新車正規価格は5,230万円から現在は1億円前後で取引されている。
なお、損傷箇所からフロントバンパー、フロントフェンダー、ボンネット、そしておそらくクラッシュの影響を受けていると思われるV12エンジンの一部が必要になりそうだ。
ただし、損傷はそれほど大きくはなく、フレームが曲がっていなければ修復されるはずである。
いずれにせよ、ボディーのほとんどがカーボンの部品となっているため、パーツ自体がかなり高価で、修理代は安く済むことはなさそうだ。
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どんまい(笑)