事故の瞬間を走行中の他の車両が搭載していたドライブレコーダーが捉えており、マクラーレンはかなりの速度で蛇行していたのか直ドリ状態で撮影車の前をスライドしながら横切っていき、中央分離帯の花壇に突っ込んでいく様子が収められていた。
車は空中に舞い上がり花に囲まれて停止、まるで花葬にされているようだと地元メディアのインデペンデントが伝えている。
マクラーレンを運転していたのは42歳のドライバーで、事故の原因については不明であるという。
メディアの推測によればドライバーの不注意か、車が何らかの問題を抱えていたか、あるいは速度超過による操作ミスによるものかもしれないと伝えている。
ともあれ、マクラーレンはクラッシュによって深刻なダメージを受けているのは間違いなく、前部は細かく裂かれ、ヘッドライトも失っている。
幸いなことに、これほどの大事故にもかかわらず、ドライバーは自力でドアを開けることができたという。
ちなみにマクラーレン・720Sは、日本での新車価格は約3,500万円であるが、シンガポールでは車両本体価格にくわえて輸送費、関税(20%)、消費税(7%)、登録料、追加登録料(車両本体価格の100%、つまり2倍)、新規車両登録権利書など諸費用も高額で、総額すると8,000万円以上の超高額車となっている。
エンジンは4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンが搭載され、最高出力は720馬力(600Nm)、最高速度は341Km/h。
source:THE INDEPENDENT