先週、アーカンソー州フェイエットビルで、炎に包まれ「火だるま」と化したまま暴走したトラックが、あわや歩行者とパトカーに衝突しそうになった瞬間を、パトカーのドライブレコーダーが捉えていた。
3月18日に動画投稿サイトに公開された映像によると、急な斜面に駐車されたトラックが何かしらの原因で炎上したようで、警察官がパトカーを停めようとした瞬間、炎上したトラックのサイドブレーキが外れたためトラックが動き出したようである。
そして、欠け落ちていくトラックの下で野次馬をしていた男性に警官が「気をつけろ！」と叫ぶのがわかる。
その間、警官はすぐにパトカーを後進させ、燃えているトラックとそのトレーラーが道路を横切ってさらに崖を下り降りたのを確認するため車外へ。まるで、ハリウッドのアクション映画のひとこまで見られるようなシーンだ。
「風の強い日だったのもあって燃え方は凄まじく、本当にひどい燃え方だった。」とファイエットビル消防署の広報担当官は地元メディアの5ニュースに語っている。
さらに、「我々の隊員が非常に迅速に対応し鎮火させた。消防士は英雄であったが、我々よりもその場に居合わせつつ誘導を行ったあの警官はそれ以上に英雄だった」と付言したという。
ドラマチックなシーンの直後に消防隊が現場に到着し、なんとか炎は消し止められたようで、幸いにも、この事件で負傷者はいなかったという。
警察と消防は火災の原因について現在詳細を調査中としているが、トラックがなんかしらの原因で過熱した部分にオイルや燃料ががかかったと見ている。
