今月始めにYouTubeに投稿された映像では、絵のように美しい森をドライブしていたところ巨大な木が車に倒れ直撃した瞬間をドラレコが捉えていた。
ドラレコの映像は、セコイアの木が茂る山道を運転しているカップルの車内からで、ゆるい左カーブに差し掛かったところで200フィート(約60メートル)の高さのセコイアの木が倒れかけていた。
しかしながら、彼らがこの木に気づくも時すでに遅く、倒れた木に反応するためには映像から推測してわずか2秒ほどしかなく、手前で停止できないと察したドライバーは本能的に左にハンドルを切りつつアクセルを踏み込んで通過しようとしたのだったが屋根のサンルーフとリアガラスに直撃したのである。
事故のあとに撮影された映像では、直撃した木と車のサンルーフやリアガラスが粉砕された様子が映されており、事故の物々しさを伝えているものの、幸いなことに車の前側に乗車していたこともあって、カップルは無傷であったという。
万一、後部座席に座っていれば負傷していた可能性もあり、さらにドライバーがアクセルを踏み込まずブレーキで停止していたら、倒木に押しつぶされていた可能性があった。
投稿者は、この映像で運転中に「いつ、どこで」とは関係なく、安全運転していたとしても常に危険と死と隣合わせであるということを覚悟しておく必要があると伝えている。
まさしく当時、ドライバーが前方の注意を怠っていたら、事態はもっと悪化していた可能性があっただろう。