カミッレリ氏の引退発表は「個人的な理由」とされており、それ以上の詳細は明らかにされていません。なお、次期CEOが見つかるまでは会長であるジョン・エルカーン氏が暫定的にフェラーリを率いることとされています。
イタリアのメディア報道によると、ほかに候補者は英・ボーダフォンのCEOであるヴィットリオ・コラオ氏も立候補していることを示したそうですが、ロイターではそのような主張は「根拠がない」と伝えています。
ロイターによればイタリアのメディアの報道を引用しつつAppleのCFOであるルカ・マエストリと元最高経営責任者のジョニー・アイブ氏がフェラーリのCEO職の「候補者」であると述べており、Appleと密接な関係を持つ2人の幹部が候補者と見なされているのは興味深いものです。
マエストリ氏は、2014年からAppleのCFOを務めており、それ以前は同社の財務担当副社長および企業コントローラーを務めていました。
また、アイヴ氏は2019年にAppleを去りましたが、それまではAppleチーフデザインオフィサーを努めていました。