ドラレコに収められた映像には、バレンタインデーで高速道路が渋滞気味だったこともあり、かなり危険な走行をしていたのがわかる。
映像を見るとわかるように、40秒の位置までは一見普通の状況が映し出されているが、突然後方からシビックが猛スピードで出現、車と車の間を蛇行しつつすり抜け、手始めに2台の車を仕留めたあと、左車線のセダンにヒットする。停止するのかと思いきや、シボレーインパラと思われる車にもヒットしつつなおも走行を続けていく。
その後、Civicは左側の車線に戻り、起亜・ソウルと思われる白い車にぶつかり、180度回転させるPITマニューバをお見舞いしスピンさせ、そのまま猛スピードで逃走していった。
映像はそこで終わるものの、その後シビックはしばらく離れたところで路線バスと正面衝突事故を起こしたのだという。
警察によると、すぐにシビックのもとに救急隊が駆けつけたが、運転していた28歳の男は現場で即死したと発表された。
幸いなことにバスに乗客はおらず、運転手は軽傷を負っただけだったという。事故の後、地元の病院に搬送され応急処置を受けたあと自宅に返されたようだ。
シビックのドライバーがなぜそんなに危険かつ奇妙な行動をとったのかについて謎が残る事件となったが、このほかに重傷を負った人がいなかったことが幸いである。