先月2月26日水曜日の夜、インディアナ州北西部で高速道路の陸橋トレーラーが衝突、巨大なダンプトレーラーが立ち上がる事故にも関わらず、運搬していたトラックがそのまま立ち去るという奇妙な事故が発生した。
autoblogによると、トラックが陸橋に衝突事故を起こした後、警察が現場に到着したときに衝撃的な光景を目の当たりにしたことを報告している。
トレーラーがなぜ事故を起こし、このように直立不安定な状態にしたままトラックが消えた理由は現在のところ不明のままだという。
この事故により、現場区間の高速道路は封鎖された。
幸いなことに、インディアナ州警察はこの事故による負傷者はいなかったことと、警察が高速道路の封鎖を解除するまでにそれほど時間はかからなかったという。また衝突を受けた橋は検査され、問題なしと判断された。
なお、このようにトラックが陸橋等に直撃する事故は多発しており、米国内だけでもノースカロライナ州ダーラムには特に悪名高い橋があり、近年数十台のトラックが同じ橋に衝突する事故が起こっており、あまりにも同様の事故が起こりすぎるため、同橋における事故情報専用サイト「11foot8」と呼ばれるウェブサイトが作られるまでになっている。また、正式にはノーフォーク・サザン・グレッグソン・ストリート・オーバーパスとして知られているこの橋専用のウィキペディアのページもあり、日本語ページも存在するまでになっている。
近年、現場区域を管轄する当局が、橋との衝突事故を調査するためにカメラを設置しており、2008年4月から2019年10月までに、なんと145件以上の衝突が記録されたという。19年10月、ノースカロライナ鉄道会社は、事故の多発を鑑み、対策として橋を8インチ(約20cm)上げている。
source:autoblog/CARSCOOPS