アメリカには「ゆっくりと着実にレースに勝つ」という古いことわざがあるが、このドライバーは心得てはいなかったようだ。
カナダで撮影されたと伝えられているこの映像は、メルセデスSLCまたはSLKのダライバーが少し急いでいる様子で、雪はまだ降っおりシャーベット状態またはアイスバーン状態の中、前車をパスしようと加速、SLCとSLKはどちらもFRのロードスターであると考えると、これらの条件では当然警戒を必要とするはずだが、先述の通り急いでいるのか、天候や車の性格を無視した結果、当然姿勢を崩しテールがスライド、コースオフしていった。
メルセデスはゆっくり動く前の車両を追い抜こうと、車は車線の真ん中に積もった雪に踏み込むが、それでも加速を続けたためドライバーはコントロールを失い、何とか車を立て直そうとするものの、残念ながら、効果はもはやなかったようだ。
これにより車がスピン、車がコースオフする直前に90度スピし画面から消えていった。
この映像を見たアンカレッジ警察は、「雪道ではスピードは控えるように」とコメントを出したという。