2月18日早朝、アメリカ・ボストンにてランボルギーニのSUV「ウルス」が盗難され、犯人らが衝突事故を起こす事件が発生した。
ウェイランド警察によると、ランボルギーニが盗難されたとの通報が午前3時5分頃に入り、警官が現場にすぐに派遣された。
警官らが現場に急行している途中、たまたま交差点でランボルギーニ・ウルス2台とシボレー・クルーズに出くわし、すぐさま警官らはパトカーの赤色灯を点け、車両を止めようとしたという。
シボレーはすぐに停車したが、2台のランボルギーニは急加速し逃亡、警官の一人は無線で応援を要請し、もう一人の警官がウルスを追跡した。
シボレーの方は無免許にもかかわらず運転していた少年だったため、彼らは逮捕され警察署に連行されたという。
一方の逃げたランボルギーニの方は逃亡に成功したものの、後にディーラーから素性のわからない（要するに所有者ではない）人間よりフロントウィンドウが粉砕されている車両が入庫し、犯罪性があるとして通報が在り、捜査のために刑事が派遣され、捜査の結果、警察はこのウルスが盗難車であるという疑いが高いと判断したという。
その後5時間後、管轄のモールデン警察は、2台のランボルギーニが互いに衝突し、さらに別の車とも衝突していたことをウェイランド警察に通知。モールデン警察は犯人の1人を拘留したが、他にいた別の容疑者は徒歩で逃げたという。
事件はまだ調査中にあり、警察は「迅速な解決」をめざし、対応する警官、通信・派遣センター、ウェイランド探偵、およびモールデン警察署らがタッグを組み、このセンセーショナルな事件を全力で解決に向けて取り組んでいく方針だとしている。
事故でどれだけ損傷したかは不明だが、Boston25のMichael Henrichが投稿した写真と映像は、ウルスのリアの1部分を写しており、その結果、白いウルスが黒いウルスに追突、はずみで黒いウルスの前方にいた起亜ソウルに追突、その結果、白黒のモデルに大きな損傷が生じていると思われる。
事件を受けて、ボストンのランボルギーニディーラーはFacebookで「今日はウルスの投稿が一番だな」というメッセージを投稿、この事件を皮肉りつつメーカーとしては案外、楽観的なようだ。
via:CARSCOOPS
https://www.carscoops.com/2020/02/kids-steal-two-lamborghini-urus-from-dealership-end-up-crashing-them-into-one-another/