8日午前2時頃、アメリカ・オレゴン州で95年式インテグラ・タイプRがガソリンスタンドで盗難される事件が発生。
盗難されたインテグラは大幅にチューンナップされており、オレゴン州で危険な高速カーチェイスを繰り広げた末にコントロールを失いクラッシュしたと警察は報告している。
事件の顛末は、所有者によってインテグラはガソリンスタンドから盗まれたと伝えられており、その所有者のEthan DsquadはFacebookの投稿で明らかにしている。
警察によると、相当イジりたおされたインテグラを追跡するのはかなり厄介で危険であったようで、追跡劇は数時間にも及んだという。地元の高速警察隊はチューンナップが災いしたのか泥棒にすばらしい走行安定性をもたらし、「しっかりとした走りをしていたぞ」と称賛していたとも伝えていたという。イーサンはインテグラのチューンに「200万円くらいはかけたからあたりまえだ」と、警察の皮肉を一蹴している。
このインテグラの走りによって、警察は泥棒の危険な運転のために3回も追跡を中止したという。最終的にやむをえず、警察はスパイクベルトを使用してタイヤをパンクさせ、車を無力化することに。
結果、泥棒はコントロールを失い、ピックアップトラックに衝突したあと車は高速道路の路肩に衝突し停止したという。
所有者のイーサンによってfacebookで共有された画像でわかるとおり、インテグラはクラッシュし完全に破壊されていることがわかる。ルーフやフロントガラスが粉砕され、フロント部分も大破、ボンネットは吹き飛び、チューンされたB18C型エンジンが露出している。
イーサンの投稿を見た人々らはさっそく犯人の特定祭を始めており、一部の人々は犯人であるとされる人物の名前と写真を特定し晒しあげているものの、オレゴン州警察は窃盗で逮捕した犯人の名前はいまだ公表していないという。これに所有者のイーサンは、「自分ができうる限りを尽くし全力で特定してやる」と怒り狂っているという。