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トヨタ TRDとGRのパフォーマンスブランドをともに共存させる意義とは

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トヨタレーシングデベロップメント(TRD)は数十年にも渡ってトヨタの主要なパフォーマンスブランドを担っている。
トヨタのレース活動のエンジンビルダーとしてスタートしたが、TRDがトヨタのパフォーマンスサブブランドである場合、2020 GRスープラやヤリスといった車にその名前を付けたGazoo Racing(GR)はどんな位置づけとなるのだろうか?

GRはTRD同様、トヨタのパフォーマンスブランドである。トヨタのマーケティング担当副社長であるエドラウクスによると、トヨタは、とくに米国市場において、TRDおよびGR両方のパフォーマンスブランドが共存する余地は十分あると考えているという。
曰く、「結局、TRDとGRは共存することができます。なぜならTRDは私たちが販売するタコマといったトラックやカムリといった車種と長い系譜を持っており、アメリカではどちらかというとTRDブランドが好まれています。さらにトヨタ本社とトヨタ北米がTRDブランドが今後も続くと信じ、TRDを持ちながらGR仕様も追加することは、トヨタが米国で2つの異なるパフォーマンス部門を持つ唯一の主要ブランドで、類まれな存在になるでしょう。」と語る。

ただし、トヨタがこの戦略を機能させるには、2つのブランドを分けて共存させ、例えばTRDがすでにトヨタのラインナップにある車両を開発および改良する部門、一方、GRはオーダーメイド(限定版)仕様とする必要があって意味を持つのかもしれない。GRスープラやGRヤリスは、TRDとは違った孤高の存在感を確立しているGRブランドの2つの例といえるだろう。

今後のトヨタの戦略が期待される。

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