【農業も自動運転化!?】クボタがトラクターにAIを搭載したコンセプトマシンを公開


トラクターメーカーであるクボタは創業130周年を迎え、「農業の未来はフィールドで静かに耕作する自律型電気トラクターにとって変わる」、というコンセプトのもと、「スマートXトラクター」のコンセプトマシンを発表した。

クボタ・Xトラクターは、京都市で開催された展示会で発表され、農業の未来を垣間見ることができるマシンだ。AI(人工知能)とインホイールモーター、リチウムイオン電池に太陽電池を組み合わせ、電動スマートパワートレインを備えた完全に自律的なトラクターである。

これについてクボタは、今日の特に地方で問題になっている労働力不足や経営効率の低さといった農業問題に取り組むことを目指して、農業ビジネスにスマートテクノロジーを導入した最初の企業の1つであると主張している。


また、このトラクターXは、クローラーのおかげで平らでない地形でも走行でき、状況に応じて高さを変えることができ、より多くの牽引力が必要な場合、トラクターは自分で重心を下げることが可能で、状況に応じて自分で最適な重心の高さを計算・判断し、作物に支障のない行動も取れるという。

電動パワートレインのインホイールモーターを使用すると、4台のクローラーの速度を瞬間的に変えることで旋回半径を小さくすることができ、さまざまなタイプの土地での操縦が容易になるという。

我々は自動車に焦点を合わせる傾向があるが、自動運転技術は、自動車や飛行機に限らず、トラック輸送、建設、鉄道、そしてもちろんクボタの提案する農業を含む、様々な業界における多くの分野を変革することが期待されることだろう。

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