今年初め、ジュネーブモーターショーで、ランボルギーニの最高技術責任者であるマウリツィオ・レジアーニが、アヴェンタドールが電化なしのNA(自然吸気)6.5リットルV12エンジンの最終バージョンの開発を認めており、画像のアヴェンタドール・スーパーヴェローチェ・イオタ(SVJ)と混同しないように、ランボルギーニのフラッグシップモデルの究極バージョンにはSVRサフィックスが付くといわれている。
アヴェンタドールSVRは、フェラーリがラ・フェラーリで行ったものと同様にランボルギーニFXX Kとなり、車両は公道の走行は不可、約40台のみの生産で、2021年にオーダーが開始されると推測されている。
サーキット専用車とすれば、強力なV12から解き放たれた830馬力をいかんなく発揮でき、公道モデルのアヴェンタドールSVJよりも60馬力パワーアップされた効果を十二分に体感でき、それは先月発表された限定モデルでハイブリッドEVの「シアン」よりも11馬力高い。
現時点でトルクについて詳細は不明だが、SVJの720ニュートンメートルを超える衝撃はもっともらしいようだ。
同社のガヤルドとウラカンのレースカーを別にすれば、アヴェンタドールSVRはランボ初のサーキット専用車ではない。2010年のセストエレメントがあった。さらに時間をさかのぼると、ディアブロGTRもあった。
そのため、サーキットアヴェンタドールの最期であるとしたら、その有終の美を彩るに相応しいモデルといえるだろう。