キャデラックランチとは、テキサス州アマリロの郊外にある人気のランドマークであり、テキサスのパンハンドルにある歴史的な「ルート66」とI-40のすぐそばにある。
1974年に建立され、10台のキャデラックの列が地面に頭から突き刺さっており、訪れる観光客の多くは、絶えず変化するパブリックアート作品にスプレー缶を持ち込み、何十年も塗られ続けた塗料がテキサスの太陽の下に映えばえとしているようだ。私有地にあるが入場料も無料で、昼夜営業している。アメリカの歴史を楽しみながら足を伸ばしたい人にうってつけの場だ。
だが8日、この中でも最も古いキャデラックが放火犯の標的となり、炎上してしまったようだ。
幸いなことに、問題のキャデラックはまだ原型を留めてはいるものの、数十年もの塗られ続けてきた塗料は焦げてしまった。負傷者はいませんでしたが、それでも破壊行為には怒りを覚える人もいた。
キャデラックランチのFacebookページでは、焼けた車の写真とともに、
「昨夜、キャデラック10台のうち最も古いものが放火により燃えてしまいました。この破壊行為と不注意に破壊された歴史の層に心を痛めていますが、幸いなことに、キャデラックは原型を留めています。キャデラックランチは、時間、美しさ、芸術、歴史の証であり、それを消し去ろうとする冷酷な試みにも関わらず、西テキサスの家のように、逆境、干ばつを通じてその強さを象徴しています。 風、そして火にも耐え、車は数十年もの間、立ち続けているのです。」と、メッセージが投稿された。
なお、同車は数年前にも何者かによって車の屋根部分を切り取られる事件があり、その後、運営者らによって修理されていた。
