24日午後11時半前、福岡市東区の志賀島で、県道を走っていた軽乗用車が反対車線の道路沿いにある会社の倉庫に特攻し、壁に刺さったのを近くをパトロールしていた警察官が確認しました。
警察によりますと、軽乗用車には20代くらいの男女あわせてなんと5人が乗っていて、病院に運ばれましたが、およそ1時間後に女性1人が死亡しました。
ほかの4人はけがをしましたが、意識はあるということです。また、倉庫には人はおらず、主にダンボールなどの資材が保管されていたということです。
博多湾に浮かぶ志賀島は、福岡市東区の市街地と県道でつながっていて、車で島に渡ることができることから、ドライブでも多くのDQN人が訪れています。
現場の県道は片側1車線の緩やかなカーブとなっていて、周囲に外灯はなく事故当時は暗かったということです。
警察は、軽乗用車がカーブを曲がりきれず倉庫に突き刺さったとみて、事故の詳しい原因を調べています。
倉庫の所有会社「ものすごい衝撃」
軽乗用車が突っ込んだ倉庫を所有する海産物の加工品の製造・販売会社によりますと、当時、倉庫には従業員はおらず、常務取締役の勝山洋さん(40)が事故の連絡を受け、現場に駆けつけたということです。
その後、倉庫のそばに設置された防犯カメラで、事故の状況を確認したということです。
勝山さんは「かなりスピードが出ていた。事故現場の手前が緩やかなカーブになっていて、曲がりきれずに倉庫に突っ込んだとみられる。ものすごい衝撃で壁は散乱し、建物が爆発するような感じだった」と話しました。
また、「運転していた男性が衝突後に車から降り、後部座席の右側に座っていた女性を引きずり出していたが、女性はもはや意識がなかったように見えた」と話していました。
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亡くなった女性の
ご冥福を御祈り致します。
MADさん
そもそも軽に5人乗車は定員オーバー、さらにシートベルトも締めてなかったでしょうね。
ドライバーは他人の命を預かっているという自覚が足りなかったようですね。