「バッテリー上がり」  ドライブレコーダーもバッテリーへの負担原因のひとつ

クルマのトラブルで多い「バッテリー上がり」。当サイトでも先日バッテリーに関するエントリーを取り上げたが、最近のクルマは、さまざまな電装装備が増えたほか、「あおり運転」を始めとする問題によって、ドライブレコーダーの需要も増加傾向にあり、バッテリーへの負荷を大きくしている要因となっている。

◇ バッテリーを消費する要因 

一昔前に比べると最近のクルマは、安全・支援機能の進化により電装部品が多くなっている。さらに、近年問題化している「あおり運転」の対策としてドライブレコーダーの需要も高まったことで、駐車中も稼働する機種もあり、バッテリーへの負荷は増加傾向にある。

そこで、普段、あまり気にすることのないバッテリーとはどんなものなのか。

ハイブリッド(HV)や電気自動車(EV)でなくても、クルマは大量に電気を消費ししている。バッテリーは、エンジン始動時やランプ類、オーディオ、パワーウインドウなど、多くの電装品に電力を供給しているためだ。

バッテリーへの充電は、アイドリング時や走行することで、オルタネーターと呼ばれる電流を生み出す発電装置に回転が伝わり、作られた電気がバッテリーに蓄えられるしくみになっている。エンジンを停止している状態でもライト点灯やセキュリティーなどの電装品が動くのは、これによってバッテリーに電力が蓄えられているからなのである。

一方、アイドリングストップ機能を搭載しているクルマの場合、アイドリング停止中は電気が蓄えられない場合がほとんどだ。このようなクルマは、バッテリーの電圧が一定以下になると、アイドリングストップ機能がパスされ、バッテリーに電力を蓄える方が優先される。

夜間の雨でヘッドライトとフォグランプ、ワイパーを使い、暑いのでエアコンを稼働、後ろの窓が曇るのでリアデフォッガー、音楽はアンプとサブウーファーで良い音質、車内アクセサリー(空気清浄機や照明など)で快適、渋滞が多くアイドリングストップが続くといった条件が揃うと、さらにバッテリーの負担は大きくなっていく。「車内 ウーファー LED」の画像検索結果

国土交通省やJAFが公表するクルマのトラブル理由では、「バッテリー上がり」がダントツのトップだという。

普段クルマに乗る機会が少ない人や、カーオーディオなどの電装品の多いクルマ、渋滞の多い一般道を買いもののために少しだけ走るといった使い方をしている人に多く、バッテリーには寿命があるため、クルマの乗り方や使用環境でかなり変わっていくのだ。

同じ製品でも1年程度で寿命がきてしまう場合もあるため、ガソリンスタンドなどで無料チェックをおこなっている所もあるので、定期的に点検しておくといいだろう。

万一、バッテリーが上がってしまった場合はどうするか。

ブースターケーブルの使い方(赤プラス、黒マイナスでプラスからつなぐ)を知っていて持っている人、当サイトでも以前取り上げたモバイルバッテリー(おすすめ)を使う方法などがある。

ブースターケーブル
モバイルバッテリー(ジャンプスタート対応)

 

 

 

ただし、特にブースターケーブルの場合は使い方や順序を誤るとショートやスパークして火災炎上し、車自体がオシャカになる危険があるため、素人の場合は下手に触らずにロードサービスに依頼したほうが良いだろう。

◇ ドライブレコーダーは意外な盲点、バッテリーへの負担に注意 

最近、あおり運転の問題などで需要が高まっているドライブレコーダーは、後付けする際などに注意が必要である。

ドライブレコーダーは、ヘッドライトなどと比べるとあまり消費電力は少ないイメージがあるが、駐車監視機能」などが搭載されたモデルでは、衝撃を感知した瞬間に録画されるようにACC(アクセサリー)電源のほか、常時電源を利用している場合がほとんどであり、エンジン停止時でも常に電気が使われている。

そのため、長期間クルマを動かさない期間が続き、久しぶりに運転する場合などにバッテリーが上がっている原因になるので注意されたい。

万が一、バッテリーが上がり、新たに購入する際にはどのような点に注意をすればよいか。

 

◇ 愛車に搭載されるバッテリーの種類、容量、サイズの確認 

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標準型バッテリー

市販バッテリーには、再生タイプ、標準タイプ(要補水)、AGM(アイドリングストップ車対応)タイプ、高機能タイプなど種類がある。金額も数千円から5万円までさまざまである。

再生品はコストも安いが、一般に新品の70%から80%の能力といわれている。バッテリー液を注入する必要がないAGMなどの高機能型では、標準タイプに比べ1.5倍以上の耐久性を誇る商品もある。

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AGMバッテリー

バッテリーを購入する際、メーカーやタイプによって値段差が大きいこともあり、悩むことがあるだろう。

バッテリーは、基本的には愛車に搭載できるサイズであれば問題ないが、まず同サイズ(バッテリーの長さ、端子の位置)で、バッテリー容量(性能ランク)がより大きい製品を選ぶことが重要。容量が愛車の説明書記載の規格以下にならないように注意したい。

また、ドライブレコーダーに関しては、前述の通り、停車中も電力を消費するタイプが多いので、あまり知識のない人は購入前にバッテリーの状態やそのほかの電装品を装着している場合、店員に確認するといいだろう。

高機能型の商品は、パワーもあり対応年数も長く信頼性も充分だろう。標準タイプとの違いは、バッテリー液の注入が不要であるなどのメンテナンス性の問題と寿命の長さに関係する。

あまりクルマに乗らない、メンテナンスなどをしたくないという方は値段が張ってでも高機能型を選んでおいたほうが無難だろう。

◇ 定期的なバッテリー点検を

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最近のクルマは装備も増えて快適になっている。だが、その分バッテリーへの負担も増加していることをふまえ、「バッテリー上がり」を起こさないように、定期的な点検を行うべきなのである。

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