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自動車の税金のおはなし なんかおかしい…

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自動車に掛かる税金。

ひとつは重量税。

これは車検のときに払わされる。
新規登録より6年以内の車両には買ったときに都道府県税の取得税が掛かる。
いろいろ減免措置はあるが基本50万円以上の車であれば乗用車で3%、営業用・軽自動車は2%。
なんとなく少ないように感じるが300万円の車を買えば減免措置(エコカー減税など)で9万円。
当然ながら国税の消費税8%もかかるわけで、300万円の車で24万円である。

とりあえず新車を購入したとする。
税金はその先も悪夢のように追いかけてくる。

楽しいGWが終わって普段の生活に戻る頃、お上より手元に届く上納金払い込み表。

都道府県税の自動車税である。

この自動車税、総排気量でそれぞれ値段が違うのは周知のとおり。
いちおう、表を載せておくとこんな感じで。

まあ、納得いかないって言うか、先進国の中での自動車税額では日本はトップクラス。
日本並みなのはイギリスぐらいで。(ただし、イギリスは1973年以前に製造の車両については免税、優遇措置。)
アメリカなんかは日本で言うところの軽自動車税なみの金額…。

軽自動車については都道府県税からの請求はなし。免税なのである。
しかしながら、その代わりに市町村税として軽自動車税を上納する必要がある。
昨今、7,200円から10,800円に増額している。(平成27年4月1日登録車以降)

しかしもう、日本の車は税金のカタマリといっても過言ではない。

これほど何重にも課税されている物品もない。
おまけに走ればガソリン税。
1ℓあたり数十円は税金。さらにオマケでこれに対し8%の消費税も乗っかってくる。

ちゃんちゃらおかしい。二重課税ってなんなんだ…。

さらに納得いかないのは新車登録から13年経つと重量税と自動車税は更に重加算税、なんと15%アップとなる。
さらにさらに重量税は18年越えるとさらにそれに足枷が加算される。

日本人の美徳のひとつ、「物を大事にしましょうね」と、小学校のうちから教え刷り込むくせ、古い車に乗ってると更に税金が増えるのっておかしいでしょ、というお話だ。
「古い車は環境に悪いから早く新しい車に買い換えましょう。エコカーなら減税しますよ。」というくらいの。(これが特攻プリウスなんかが増える要因のひとつになってる気がするのは筆者だけではないはずだ。。。)

たとえで比べれば、ドイツなんて30年乗っていると減税され、名誉として「H」マーク入りのナンバープレートは交付される。
前述したとおり、イギリスは自動車税は日本並みに高いが1973年以前に製造の車両については免税・優遇措置だ。

さすがクラッシックカーも大事にするヨーロッパ。

勿論、こんな重加算税なんて制度は世界中どこを探してもやっぱりオンリージャパン。

まあ、新しい車が売れれば国内景気がよくなる要因に、一概に言えない部分は大いにあるが、もうね、やりすぎでしょ。と思う。

しかも、車に乗っている国民からふんだくった「自動車」税が、道路特定財源でない、というのが信じられん。
不良議員や天下り連中のエサ代にもなってると思うと、ね。

そろそろ自動車=ぜいたく品なんていう考え方、改めてほしい。

特に地方なんて車がないと生活に困るだろうに。(といっても先のエントリーのように高齢者問題もあるので一概には言えないが。。。)

「取れるとこからガッツり取る」のは…。

第一、なぜ5月なのだ。

サラリーマン的にもGW後で一番と言っていいくらいお金のない時期ではなかろうか。
せめてボーナス月にしてくれよってことで。

筆者が購読しているYouTubeチャンネルの京都の職人さんが素晴らしいこと仰ってました。参考までに。

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