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母子が車にはねられ母親が意識不明の重体 容疑で29歳運転手を逮捕 愛知・西尾市


10日午後2時20分ごろ、愛知県西尾市平坂吉山の市道を横断していた近くに住む母親(33)と長男(2)の2人が乗用車にはねられた。
 
県警によると、母親は頭を強く打ち、意識不明の重体。

男児もドクターヘリで病院に運ばれたが軽傷で、意識はあるという。

県警西尾署は車を運転していた同市の無職、塩谷晃由容疑者(29)を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕した。

同署によると、「人とぶつかったことに間違いはない」と話している。

同乗者はおらず、1人でドライブをしていたという。

現場は横断歩道はあるが、信号機のない片側1車線の交差点の近く。

塩谷容疑者が右折しようとして母親らをはね、母親は横断歩道から10メートルほど離れた場所に倒れていたとみられる。

西尾署は塩谷容疑者に前方不注意などがなかったか詳しい状況を調べている。

事故は名鉄西尾駅から西に約3キロ離れた住宅街で起きた。

近所の70代の主婦は「救急車の音を聞いて駆けつけると、血だらけの女性があおむけに倒れていた。大津市の事故があった直後に近所で起きるなんて」と話した。

近くでは男児が別の人に抱かれたまま泣いていたという。

近くに住む自営業の男性(67)は現場の交差点について、「普段からスピードを緩めずに右折する車が多い」と語り、「事故を心配していたが、こんな大惨事になるとは」と肩を落とした。

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